証明写真を安くきれいに撮るために「証明プリ」を成人が使う

写真取りたくない・こういうシチュエーションの写真は苦手だ調査の中でも
第一位に輝く(はず)、証明写真。
人相が悪く写った免許証は「犯罪者のよう」とも形容されます。
なんだかんだ写真入りの身分証明書というのはコピーしたり提示したりで
頻繁に使うものです。
財布から出すたびに憂鬱になるのは避けたいし、欲を言えば別人じゃない程度に、
1.2倍くらいきれいに写ってほしい
というのは人類すべての望みだと思います(?)。
今回は、証明写真を安くきれいに撮る方法を書いておきます。女性限定で。

 

プリクラの技術を転用する

この世で一番、女性のきれいな写りの写真に命を賭けているサービスとは何か。
それはプリクラです。
プリント倶楽部(R)のサービスが開始された1995年からずっと、プリクラ業界は女性をいかにきれいに写すかを日夜研究しています。
知らない方も多いですが、現在のプリクラ機はすべて撮影に一眼レフカメラを内蔵しています。さらに、よりきれいに・よりかわいく別人加工レタッチするためにフルスペックPCを使用。
ハード・ソフトともに別人を映すきれいに映すために現代の技術をモリモリに使った写真機がプリクラなのです。そんじょそこらの町の写真館よりもきれいに映る。もうこれを使うっきゃない。

とはいえ、そのままプリクラを撮ると別人レタッチが効きすぎてしまいます。

これを証明写真用に、自然な加工で撮影してくれるのがフリューの「証明プリ」です。 

 

そもそもプリクラなんかどこにあるんだ

久しくプリクラを撮っていない(はずの)成人女性はそもそもプリクラ機がどこにあるのか分からないと思います。
でもご安心あれ。フリューでは自社プリクラ機の設置場所を駅名から検索することができます。神か?

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フリューのプリ画取得サイト|ピクトリンク

 

しかもその機器が「証明プリ」に対応しているかどうかも表示してくれます。神か??

 

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いざプリクラ

場所が分かったとはいえ、一人で成人女性がプリクラ機に入るのにはだいぶ勇気が要ります。近くに学生がいるとさらにしんどい。もっというと「あの人ひとりじゃない?」とかヒソヒソされるとすごくしんどい(※実話)。
しかし、一般の証明写真なら800円が相場のところ、証明プリなら半額の400円で撮影できます。

証明写真がきれいな上に安いというメリットのために、恥を捨てていきましょう。

 

プリクラ機に「証明プリ」のマークがついている機械を探します。

 

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機内にお金の投入口があるので、足元をよく見て、中で誰か撮影中ではないか確認し、幕をめくって入ります。
で、400円を投入します。「大丈夫か?これ、本当に証明写真撮れんのか?」と思いますが、「証明プリ」のPOPがある機械なら絶対大丈夫です。がんばってお金を投入しましょう。

お金を入れると、早い段階で「プリクラを撮るのか、証明プリを撮るのか」を選択する画面が出ます。落ち着いて「証明プリ」を選択しましょう。謎の秒数カウントが焦らせてきますが、この選択で間違えると無意味に400円を没収されて1人プリクラの刑に処されますので、くれぐれも落ち着いて操作しましょう。

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 身長などを合わせられますが、私がアホなのか毎度中腰での撮影になります。しんどいけど我慢。

 

証明プリを選択すると、浮ついた口調のアナウンスではなくなり、若干お硬い感じのメッセージで色々確認してくれます。
身だしなみをととのえましょう!等、さも未成年の小娘が撮影に来たかのようなアナウンスですが、実際女子高生が主なターゲットですので、ここは指示に従って、髪の毛や服を整え、撮影に挑みます。

 

証明プリ撮影の流れ

証明プリではプリクラ機のアナウンス通り4枚分撮影します。
プリクラと同じ、「撮影します。3、2、1!」のカウントダウンで撮影になります。
撮ったものは都度画面で確認できるので「もうちょっと笑ったほうがいいかも?」など微調整しながら撮影しましょう。

撮影が終了したら、「撮影ブース」から「落書きブース」へ移動します。
プリクラを撮ったことがある人はわかると思いますが、右に出るか左に出るかはプリクラ機がアナウンスで誘導してくれますので、それに従います。

 

写真の調整

「落書きブース」でやるのは落書きではなく写真の調整です。
まずは先程4枚撮影したうちから、どの写真を利用するか選びます。

 

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※ここから先の私の顔が写っているものは、実際に身分証明書に使った写真のため、ネコチャンにしてあります。決してふざけているわけではありませんのであしからず

 

 

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 調整できるのは、人物の大きさや左右上下の位置、背景カラーなどの基本的な部分と、肌質・目の印象・髪色などの細かい写りの部分。

髪色はニュアンス程度なので、さっぱり別物にはなりません。

 

クマやシミ、ニキビ跡などの不要物は全部自動で消してくれます
というか撮影時点でなかったことになっています。
恐るべし…これが…プリ・クラの真の力……。

全体の調整が完了したら、「調整終了」のボタンで印刷されます。

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印刷サイズは3*4cmが6枚分、あくまでも印刷出力はプリクラと同じ機械なので、シール状のつるつるした用紙に印刷されます。

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※ネコは後加工のため実際は真面目に写っています

受け取ったらさっさとプリクラ機をあとにしましょう。

 

データが必要な場合

印刷前に「メールアドレスを入力してね☆」という割に、証明プリの場合は月額費用のかかる会員登録をしないと撮影の画像データを渡してくれません。なんで。でも安いから許す。
というわけで普段プリクラを撮らない成人女性の皆様は、完成した証明プリをスキャナで取り込むなりスマホできれいに撮影するなりしてデータ化するのがおすすめです。

今回私はマイナンバーカード作成のためにjpgデータ化する必要があったため、スキャンしてサイズ調整・ゴミ取り等して提出しました。

女性で証明写真にがっかりしたくない方は1度試してみてもいいかもしれません。
プリクラ機に単騎突撃できるメンタルの持ち主に限られますが。 

 

※フリューは証明プリを運転免許証やマイナンバーカードへ利用することも想定しているようですが、基本はバイト応募などの履歴書貼付用としています。万が一使えなかったときは自己責任で別の写真を提出しましょう。